だいすき、だいすき。

白馬って本当うざいっていうかムカつくっていうか、一緒にいるとイライラするすることが多くて。
そりゃあ顔はかっこいい。背も高い。女の子たちがキャーキャー言うのもわかる。
だけど本当はあいつは人のこと見下してるし言い方はいちいち嫌味だし私のことからかうし。
とりあえず白馬はムカつく奴なんです。特技の欄に「人を怒らせること」とか書いたほうがいいんじゃないかと思うくらい。

「随分失礼なこと言うね」
「だって本当のことじゃない」

白馬はやれやれ、と言った顔で溜め息をつきながら優雅にティーカップを口に運ぶ。
その一連の動作も癪に障る。こう、イラっとする。

「あまりイライラすると体に悪いよ?綺麗な肌も台無しだ」

あ、また、イラって。
綺麗な肌って、頬の目立つところにニキビがぷっくり出来たこの肌にそれを言うか(昨日チョコレート食べたすぎたのがいけなかったんだ!)

「あんた本当嫌味よね」
「どうして?」
「このほっぺが見えませんか」
「ニキビが出来ても僕にとっての肌は絹より綺麗だよ」

ああ、もう、本当になんて馬鹿なことを言うの。

「白馬、さ。私が嬉しがると思ってるの?本当に嫌味だよね」
は本当に意地っ張りだね」

だけど、意地っ張りなところも好きだよ。白馬は耳元で囁いた。
何よ。本当に馬鹿なことばっか。
私なんて、見下すところも嫌味なところも私をからかうところも、全部含めて大好きなんだから。









だいすき、だいすき。
07.11.17